大海のまつぼっくり

考えごとを言葉に。大海に浮かぶまつぼっくりのように。

大海のまつぼっくり①

こんにちは。初めまして!

大海のまつぼっくり(たいまつ)です。

さて、最初なのでなぜこの名前なのかということを数回にわたって書いていきたいと思います。

 

まず、「大海のまつぼっくり」はこんなブログにしたいな。という一つの旗印です。

そしてまつぼっくりの新しい見立てのひとつになるといいな、という願いもあります。

まつぼっくりは日本に住んでいる方は一度は見たり触ったりしたことのあるものだと思います。

ちょうどいい大きさで思わず手にとってしまいたくなります。そして形も美しく装飾にも使われていますよね。

また、“松竹梅”の松の球果で、古くから日本人には馴染みのあるものでもあります。まつぼっくりは晩秋の季語としても用いられています。

しかし、まつぼっくりは生命科学的な視点から見ると、役目を終えた亡骸のようなものかもしれません。

硬く閉じたヒダが成熟し、ひらいて種子を飛ばします。種子を飛ばし終え役目を終えたまつぼっくりは下へ落ちていきます。

そんな亡骸的まつぼっくりにも、美しさや可愛らしさを見出してしまうのが私たちなのかもしれません。命を消費してばかりの人類を嘆く人もいるかもしれませんが、このように意味を与えることで空白に命を与えることができるのも人類なのかもしれません。

まつぼっくりの生涯のように、自分の頭の中にあるものがブログの文章へと変換されていき、その文章が風がふいたようにたまたまどこかに届いてしまう。その文章から何か気づきの芽が芽吹くように。そして役目を終えたブログ自体も時間と空間という大きな海のような環境の中で揉まれ流されていき、いつか自分や誰かにまた再発見され新たな意味を与えられる。

そんなブログに。

読んで頂きありがとうございました。

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